2018/08/10熱中症、実は妊娠中・授乳中のママが危険！？

熱中症・こまめな水分補給・水中毒…
今年の夏は、危険な暑さになっていますが、プレママ・授乳ママはいかがお過ごしですか？

体温調節の上手くできない赤ちゃんだけでなく、まだ体が出来上がっていない高校生以下の子供たちも注意が必要とされていますが、実は妊娠中・授乳中もとても危険なんです。

妊娠すると、普段よりも暑く感じますよね。そう、妊婦さんは基礎体温が高く、まわりの人よりも暑いんです。
さらに新陳代謝も活発になっていて、とっても汗をかきやすい状態。
つわりで水分が摂れていない時は、無理せず主治医に相談しましょう。
夏じゃなくても水分補給が必要な妊婦さん、この夏は脱水症に気を付けて！！

授乳ママも注意が必要です。
出産して身軽になったものの、授乳によって母乳としてどんどん水分が出ていってしまいます。
母乳を出して水分が失われ、汗をかいて水分が出て行って、脱水症になってしまいます。
体の水分が足りないと、当然母乳の出も悪くなります。
母乳で育てて、離乳食の始まらない赤ちゃんの水分は、ママからの母乳。
ママの体のためだけじゃない、かわいい赤ちゃんの母乳のためにも、水分補給を心がけましょう。

水分補給と言うと、むくんでしまうから…と敬遠する声も聞こえそうですが、むくみが酷い時には、マッサージや食事を見直すなど、水分を控えるのではない解決方法を試してくださいね。
少々のむくみは、大きくなる赤ちゃんのためや、羊水でも蓄え足りない水分を、体全体でためておこうとしている証拠。
怖がらずに、水分を摂っていきましょう。

また、汗をかく季節にはインナーも大切。
きついブラや、おなかをすっぽり覆うマタニティ用のデカパンは、私はおすすめしません。
締め付けがきついと血流が悪くなり、つわりやむくみを助長しかねません。
伸びの良いマタニティブラ、メッシュで涼しい授乳ブラ、おなかの下で履くマタニティローライズで、快適に過ごしましょう。

この夏のプレママ・授乳ママに必要な水分補給。
水分補給で大切なことは、こまめに飲むこと。
一度に大量に飲んでしまうと、体液が薄まり危険な状態に。
カフェインの少ないもの、できればノンカフェイン・デカフェの飲み物を、一時間にコップ一杯程度、ちょこちょこ飲むようにしましょう。

つわりで食事もままならないプレママには、スポーツドリンクや経口補水液がおすすめ。
一口ずつ、５分後にまた一口と少しずつ飲んだり、飴をなめるように氷を口に含む、もしくはゼリー状のものも試してみて。

安定期に入ってつわりが落ち着いたら、スポーツドリンクは糖分が多いので、水や麦茶、とうもろこし茶やルイボスティーで水分補給。
授乳ママは、授乳とおむつ交換がおわったら、ほっと一息コップ一杯飲みましょう。
カフェインの入った緑茶やコーヒーは飲むなら一日２杯程度まで。

つわりがひどくて水分さえ受け付けなかったり、赤ちゃんのお世話が忙しくて飲む暇もなかったり、普段よりも水分を必要としているのに、なかなか水分を取るのが難しいこの時期。
でも、脱水症・熱中症の予防にはとっても大切。
上手に工夫して、この夏を乗り切りましょう。

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